土へのこだわり
緑石凝灰岩の十和田石と、県産ブランドの比内地鶏の有機堆肥を利用した土づくりに励んでいます。十和田石は土の化学性、生物性、物理性を調整して、総合的な地力を改善する天然石土壌改良資材で、秋田県大館市内でのみ採石できる貴重な地域資材です。十和田石には多くの微生物が定着しており、比内地鶏の有機堆肥の力を十分に引き出す働きをしてくれます。
環境保全型農業への取り組み
十和田石、比内地鶏の有機堆肥を用いた土づくりを続けてきました。出荷準備の過程で生じる廃棄野菜等の植物性残渣をバイオ炭にして圃場に戻す取り組みを始めます。
日本では古くから作物作りに炭を用いてきました。カーボンニュートラル社会を目指す世界的な動きを背景に、炭を土に戻す取り組みに加え、炭が土にもたらす効果が再度注目されています。
農産物の生産
01にんにく
「あきたしらかみにんにく」は、安全で安心な土づくりの基準(土づくり5箇条)を守って作られた、北秋田地域のブランドにんにくです。旨味があり、にんにく特有の香りは優しくまろやかです。にんにくそのものが美味しいため、にんにく料理として食べることをおすすめしています。風味が優しいため、調味料や味付けにも活躍できる品質です。
約10haの広さで栽培しており、年間60トン前後の生産量があります。年間流通を見据えた計画に取り組み全国展開を目指しています。
02枝豆
コールドチェーンによる品質維持管理を徹底しています。枝豆は鮮度劣化が早いため、刈り取り直後から出荷までの時間・温度管理が大切です。えつりファームでは、自社の出荷調整工場で刈り取り直後から冷水を用いた処理を行い、出荷までの間は冷蔵貯蔵することによる品質管理を徹底しています。
近隣法人と協力して、約60haの圃場面積で栽培しています。7月末から10月初旬にかけて8品種前後の枝豆をリレー栽培しており、シーズン中は日量2トン前後の新鮮な枝豆を出荷しています。シーズンを通して様々な食味の枝豆を味わうことができます。
03アスパラガス
化学肥料、農薬の使用をできる限り少なくした栽培に取り組んでいます。グリーンアスパラガスだけではなく、紫アスパラガスも栽培しています。太くて甘いアスパラガスは食べたら癖になる美味しさです。約3.5haの圃場面積で栽培を行っており、5月の連休前後から春の時期の出荷します。労働負担の大きなアスパラガスを大規模営農することは難しく、労働負担を軽減する方法を日々探求しています。
04稲
秋田県のブランド米、主にあきたこまちを約15haの面積で作付けしています。農業人口の減少という課題解決のために、労働力負担を軽減する作業方法に取り組んでいます。
また、近年の課題の一つになっている飼料米にも挑戦しています。
先祖から引き継いできた米作りの技術に加え、地域課題の解決に資するための稲作に挑戦しています。
05ブルーベリー
「地域の皆様に恩返しを」という想いから、摘み取り体験を行うことを目的として始めました。約1.2hanの広さに、様々な品種のブルーベリーを植えています。摘み取る木を変えるたびに異なる味わいがあり何度来ても楽しむことができます。ペット同伴も可能なため、ご家族みんなで遊びに来てください。
農産物の加工
規格外品野菜の有効活用により食品ロスをなくす取組を始めました。今は黒にんにくの製造を行っています。
今後、ペースト野菜やカット野菜、ドライ野菜の製造にも取り組んでいく予定です。
自社製造の「あきたしらかみにんにく」を原料とした黒にんにくです。
甘みが強く、フルーツのような味わいがあります。
観光農園事業
7月前後にブルーベリー狩りをしています。時間無制限で、園内のブルーベリーは食べ放題です。摘み取ったブルーベリーをお土産としてご購入いただけます。
近隣のこども園、小学校等のイベントでもご来園いただいています。
ペット同伴での参加も可能なので、ご家族でご来園ください。
7月末から10月頭まで枝豆の直売も行っています。採れたての枝豆の美味しさは格別です。本当の枝豆の味を体験してみてください。
圃場見学や工場見学は随時受け付けておりますので、お問い合わせください。
ACCESSアクセス情報
- 交通アクセス
-
車でお越しの方
電車でお越しの方